35 案山子(さだまさし)
1977年リリースの曲。この曲はほんとに名曲だなあ・・とつくづく思う。
元気でいるか 街には慣れたか 友達できたか
淋しかないか お金はあるか 今度いつ帰る
このフレーズは短いけれど、ものすごく子どものことを案じる家族の思いが含まれてますよね・・外国でも離れて暮らしている子供のことを思う気持ちは同じかもしれないけれど、やはり、さだまさしは詩人だなあ。一人暮らしをする子を雪の中にぽつんと立っている案山子に例えるなんて・・これは日本だからこそ通じる「寂寥感」のようなものだと思う。
また、この歌の歌詞については僕は「案山子が擬人化されて子供にあてたもの」とずっと思っていたのだが、そうするといざ2番は「おまえも都会の雪景色の中で、ちょうどあの案山子のように・・」というのが変だ(笑)
色々と調べてみると「兄が弟にあてたもの」(さだまさしが弟の繁理さんに対しての気持ちがモチーフ)とのことだ。それをふまえて聞いてみると納得・・やっぱり、さださんの歌は「深い~」ね!(笑)