30 木綿のハンカチーフ(太田裕美)
1975年の太田裕美の4枚目のシングル。
年間シングル売り上げ第4位にランクされ、太田裕美にとって最大のヒット曲とのこと。作詞は松本隆、そして作曲は筒美京平という歌謡曲の王道コンビ(笑)やはり、名曲である。そのほか太田裕美の曲では「赤いハイヒール」「失恋魔術師」などは好きだなあ・・。
この「木綿のハンカチーフ」は、都会に行ってしまった男性と故郷に残された女性との遠距離恋愛がテーマ。「恋人よ・・」の部分が男性からの、「いいえ・・」の部分が女性からのメッセージであり、男と女で交互に歌うのならすぐにわかるが、太田裕美が一人で歌うので、最初はなかなかわかりにくい・・(-_-;)
しかし・・結局、女性は故郷に残ったままで、男性は都会に染まっていき、そのままなのだろうか・・女性は最後まで地味に?最後のお願いで木綿のハンカチをお願いし、それで涙を拭う・・いまどき、そんな純情な女性はいないだろう!(ましてや、わざわざハンカチをおねだりするか!)
まあ、この頃は手紙の文化だっただろうから仕方ないのかな・・今だったら、メール、LINEやら何でもあるから、「わたし、寂しい~」ってメッセージするんだろうし、遠距離だろうがあまり問題ないのかもしれないね(笑)
この曲は「なごみーず」(伊勢正三・大野真澄・太田裕美)のライブでは、だいたい最後に演奏する曲・・。白いドレスで歌う太田裕美は、とても今年還暦には思いえないほど、元気でした(笑)
Wikipedia情報であるが、1976年の年末の『第27回NHK紅白歌合戦』で太田裕美はこの曲を歌ったとのこと。しかし長い曲なので、1・3・4番を歌唱したが、さらに原曲よりも非常に速いテンポで演奏されたらしい。やだね・・この頃のNHKって(笑)