358 教訓Ⅰ(加川良)
「教訓Ⅰ」は1971年リリースのフォークシンガー:加川良のシングル曲。
実はこの曲は1970年の第2回中津川フォークジャンボリーで飛び入りした加川良が発表した曲とのこと。歌詞を聴いていただければわかるが、戦争反対、国家権力へのささやかな抵抗を歌っている。学生運動が盛んだった時代とあいまって、この「教訓Ⅰ」も昭和フォークの代表曲となった。
命はひとつ 人生は一回 だから命を棄てないようにネ
慌てるとつい フラフラと 御国のためなのと 言われるとネ
青くなってしりごみなさい 逃げなさい 隠れなさい
こんな歌詞の曲・・よくこの時代に歌ったと思う。しかし、深い意味を持っているよなあ。また今の時代になり、共感したアーティストも数人がこの曲をカバーしているし、安保法制の考え方については今もなお争点となっている・・。
実は加川良という名前は知っていたが、曲を聞いたのはずっと後。吉田拓郎のアルバム「元気です」に「加川良の手紙」という曲が収録されていて、それで名前を知った人も多いのではないだろうか。
ちなみに「教訓Ⅱ」という曲は、なぎらけんいちが同じメロディに歌詞をつけたコミカルソングになっています・・(笑)